【60代の海外留学】Norikoさんのマルタ日記１

5月6日の夜中に関西国際空港から出発して、はや20日が過ぎようとしています。

最初に入ったA1（初級）クラスはとんでもなく難しくて、98%理解できずちんぷんかんぷんでしたが、交渉をしてA0（完全初心者）クラスを作ってもらうことになりました。

私が英会話で苦労していたときに、授業よりも1番の先生となってくれていたのはJoanでした。

彼女は学校の庭や部屋のクリーニングをお手伝いしてくれている82歳のイギリス出身の女性です。

32年前にマルタに来られたようです。

彼女に会うと、小さな子供に教えるように問題出すよ〜って言って、

木や花を指さして『何色？』

庭に作ったバードハウスを指さして『これは誰のお家？』って聞いてくれるのです。

私は留学当初、授業がほとんど分からない状態で過ごしていたので、思わず涙が溢れました。

先生であり母のような温かい気持ちが伝わり彼女は私の背中を撫でてくれました。

『少しずつ少しづつできるようになるよ』ってゆっくり話してくれたんです。

わずか3週間前ですが、なんだかすごく昔のような気がします。

来週からプライベートレッスンも午後に受ける事にしました。

68歳。もう何も頭に入らないって思っていましたが、留学当初は98%分からなかった周りの英語が、今では30％くらいは理解できるようになってきました。

短い言葉なら直ぐに返せるようにもなってきました。

沢山友達もできて一緒にご飯を食べたりご馳走になったり、とても楽しい時間を過ごしています。

次回は学校の近くのマーケットで買い物の様子や近くを散歩した様子をお伝えします。

ではまたまた