新型コロナウイルスによる国境封鎖中のマルタでの生活について

※2020年5月中旬現在の状況です

こんにちは! マルタ校インターン生のEmiです。 現在、世界中で流行している新型コロナウィルス
マルタでは、3月17日からすべての学校が休校となっています。
3月20日には空港が閉鎖し、ロックダウンが始まりました。 スーパーや薬局など日常に欠かせないお店のみが営業していましたが、5月4日からは規制が緩和され衣料品店やアクセサリーショップなども営業を再開しました。 そんなロックダウン中のマルタで、私はどうやって過ごしているかというのをレポートしていきたいと思います。 ※2020年7月1日にマルタの空港は再開を予定しています。 私の現在の生活のメインは、インターン業務その他の時間に分かれます。
【インターン業務】
現在は、日本人スタッフインターンと合わせて、新しくレセプション(受付)の仕事をさせて頂いています。 レセプションでの業務は、ここ数カ月やってきた日本人スタッフインターンとはまったく別の業務内容です。 最初は戸惑うことが多かったのですが、他のレセプションスタッフまたアコモデーションオフィスのスタッフにサポートしていただき、業務を勤めさせて頂いています。 いつも教室やオフィス、ラウンジバーへ行ったりするときに通って声をかけてもらっていたレセプションですが、今は自分がその立場となり少し不思議な気持ちです。 また、今までは学内の人と関わることが多かったのですが、現在は配達業者の人や近所の人、電話対応など学外の方と関わることも多くなっています。 レセプションには入り口が二箇所(学校側と道路側)あり、扉を閉めてしまうと密閉空間となってしまいます。
そのため、勤務中は常に学校側の扉を開けているので、プールの様子を見ることがきます。 そんなレセプションでは、たまに、学校猫のゴゾがお散歩に来ます。
ゴゾは相変わらず元気で、毎日レセプションに来たり、プールサイドで日向ぼっこをしています。
【学校の様子】
マルタでは6月末まで小学校や大学、語学学校も含む全ての学校が閉校となっています。
そのため、オンラインで授業を受けています。 オンライン授業では、今までのクラスのように先生との対話もでき、またグループでのディスカッションもできるようになっています。 教室で受けるような授業と同じように、みんなと会話をしながら授業をうけることができます。 授業後は、段々と夏に近づいてきましたので、プールで泳いだり、バレーボールをしたり、パーティーをしたりと生徒様がそれぞれの時間を楽しんでいらっしゃいます。
【その他の時間】
・就職活動
今現在、多くの時間を割いているのは就職活動です。 就職活動をする際に必要となる履歴書ですが、ヨーロッパでは、履歴書のほかにカバーレターを一緒に提出します。
カバーレターというのは、志望動機や自己PRなどを記入するもので、日本で履歴書を提出する際に添付する添え状とはまた別のものになります。 授業で一度カバーレターを作るというのがあったのですが、他のクラスメイトはスラスラと書けるのに、私はとても時間がかかったりしてしまいました。 このカバーレターが就職活動ではとても重要なものとなるため、日本での就職活動と同じように自己分析などをしっかりと行なわなくてはいけません。
マルタ内での日本人の求人は限られているため、一つ一つのチャンスを逃さないためにも、しっかりと自己分析をしてカバーレターを作るようにしています。
・散歩
マルタは3月末からサマータイムとなり、日が長くなってきました。 日中もまさに地中海のリゾート地と呼ばれるにふさわしく、日が照っています。 自粛生活の運動不足を補うために、現在は1日一万歩を目標にウォーキングをしています。 学校の寮ではクリーナーさんがゴミを回収してくれますが、少しでも歩数を稼ぐために、ゴミ捨てをしています。 マルタには写真のようなiBiNsというリサイクルボックスが路上にあるので、ビンや缶ゴミが出た日は、歩いてそこまで行きゴミを捨てたりしています。
また、徒歩で行ける範囲の行ったことのない観光地に行ったりしています。 この前は、学校の近くにあるTop of the Worldという場所に行ってきました。 この場所は、ActivityのSunsetツアーでもピックアップされ、学校からは車で10分ほどのところにあります。 徒歩で行こうと思い立ち、夕方15:30に出発。地図では1時間ほどと書いてあったのですが、道は上り坂ばかりで、最後の最後には、今まで上った坂を下り…また、上るという道で行きは1時間30分ほどかかりました…
ただ、たくさん歩いた分、見晴らしはとても良かったです!
周りには、絵を描いている人やお茶を飲んでリラックスしている人などもいました。
今度は、夕日が沈むタイミングで行ってみたいと思います。 行きはひたすら海に背を向けて坂を上っていったのですが、帰りはその逆なので、海を見ながら下っていきます。 帰りは下り坂ばかりなので、30分くらいで到着しました。 この光景もとてもステキでしたので、ぜひ時間があればお散歩がてら行くのもオススメです。
あとは、学校のプールサイドでくつろいだり、以前のブログ『マルタ校周辺のオススメスポット』で紹介した学校の近くにあるPembroke Pool(ペンブロークプール)&Pembrok Natura(ペンブロークナチュラ)2000に行ったり、St.Julians(センジュリアン)にあるSpinola Bay(スピノーラ湾)までお散歩に行き、途中でパスティッチやピザなどをテイクアウトして、浜辺で海を見ながらノンビリと過しています。
マルタ

[ブログ]マルタ校周辺の観光スポット

Emi Nagawaさん

・料理
そして、料理が趣味なので、Webサイトを参考にしながら、料理を作ったりしています。 ついクックパッドなどを開きたくなってしまうのですが、英語の勉強ということで海外のサイトを見ながら作っています。 ピザを作ったり、ちょっと手の込んだ料理に挑戦したり、シナモンロール作りに挑戦してみたりと…
また、以前のように大勢で集まってということはできませんが、友人宅で一緒に巻き寿司を作って食べたりと、適度に外とのつながりを保ちつつ暮らしています。
【街の様子】
以前より、人通りが少なくなりました。
ロックダウンが始まる直前に友人に車で15分ほどの大きなスーパーに連れて行ってもらったのですが、駐車場も混んでおり、多くの人が沢山の買いものをしていました。 ちなみに、これは1人暮らしの友人の買い物の量です…
何が起こるかわからないと、1ヶ月分の食量を買い込んでいました。
ただ、ロックダウンが始まっても学校近くのスーパーマーケットGreen’sでは通常通りに品物が置いてあったため、特に何かがなくなるという危機感はなく、現在(2020年5月中旬)まで買い物をすることができています。 スーパーでは、レジとの間に、日本でも同じような対策をされていると思うのですが、透明のボードのような境がどのお店にも設置されるようになりました。
量り売りのスペースでもお客さんは床に張ってあるテープの外で注文をするようにとなっています。
また、レジに並ぶ際は、床にあるマークの位置で待たなくてはいけず、間隔をあけて並ぶようになりました。 狭いお店は入店人数の制限があり、外で待機するときも間隔をあけて並びます。 マスクは全てのお店に入店する際に必須となりました。 少し前までは、あまり人通りもなかったのですが、最近では、夏が近づいてきたためビーチに人が増えてきています。
もちろんですが、距離を空けて座っている人がほとんどです。 バスに乗る際も、マスクをしていないと乗車拒否をされます。
そして、着席できる人数のみでの運行となっています。
先日、久々にバスに乗ったのですが、大分感染者数が落ち着いているとはいえ、少し怖いなと思いました。
そして、これはいいことなのか分かりませんが、マルタのバスは以前はとても渋滞して遅れていましたが、現在は道路が空いているせいか時間より早く来るようになりました笑 上記のように日常は変わりましたが、現在、マルタでは状況が落ち着いていると判断され徐々に規制が緩和が計画されています。 今回は、現在の私の生活についてでした。
マルタでは、いまだにレストランや美容院は休業中です。 以前のように戻るのは、まだ先のことになるかと思いますが、一刻も早く事態が落ち着くことを願います。

Written by Emi Nagawa

自己紹介

はじめまして!
マルタ校インターン生のEmiです!!
昨年の12月~今年の5月末まで、Sprachcaffeマルタ校で勉強をしており、今年の9月からインターン生として戻ってまいりました。
これから、色々なマルタの魅力、留学生活などをご紹介させていただければと思います。