マルタ留学ブログ

感謝を込めて

6ヶ月。 数字で見れば長いものの時間が経つのは早いもので僕のマルタ生活も終わりを迎えようとしております。これが僕の最後のブログとなります。 初めて親元を離れ、そして、初めての海外。空港から飛び立つ時に自分が留学に行くんだとやっと実感し、期待と不安が入り混じった感情は今でも忘れません。 マルタに着いた瞬間、何もかもに感動しました。いつもと違う風景、見慣れない外国人達、聞きなれない言語、何もかもが新鮮で本当に夢心地でした。 しかし、それは束の間の出来事でした。
待っていたのは言語の壁でした。自分の言いたいことが言えない、相手が何を言っているのかさっぱり理解できない。本当に挫折の連続でした。 しかし、そんな時に支えてくれたのはマルタで出来た友達でした。ある韓国人の友達は、いつも僕が話すことを復唱して話してくれ、時に僕の英語を正してくれました。また彼の英語が理解が出来なかったことが多く、それでも何度も繰り返し、僕が理解できるまで話をしてくれました。友達でもあり、先生のような存在でした。 あるブラジル人の友達は僕よりもうんと年上でしたが、それを感じさせないくらいに近く接してくれ、また年の功と言うのでしょうか、色々な人生経験を彼が教えてくれました。友達でもあり、お父さんのような存在でした。 他にも沢山の友達が出来ました。改めて出会いの大切さを学ばせていただきました。本当に良い友達ばかりで必ずまた会いに行きます。一生の宝物、ありがとう。
マルタに来てから、2ヶ月経った頃でしょうか、
学校のあるスタッフが僕に"Sprachcaffeで日本人サポーターとして働かないか?"とオファーしてくれました。僕がマルタに来た当初、先に来られていた日本人留学生の方たちにも沢山助けていただきました。そして、やっと僕もその恩を違う形で他の方に分け与えてあげれると思い、勿論"はい"と答えましたが、しかし、本当はとても不安でした。
僕も英語を勉強している生徒、本当に日本人サポーターなど僕にできるのだろうか、周りのスタッフの英語を理解できるのだろうか、と。 しかし、それを吹き飛ばしてくれるぐらいスタッフの方は優しく、また理解できないことがあっても優しく何度でも対応してくれました。そのおかげで、自分の英語力も格段に上がったと思います。 日本人のいない海外のオフィスで働くという本当に貴重な経験をさせていただきました。この職場で働くことができて、本当に幸せでした。オファーをしてくれたことに、迷惑もかけたでしょうが一緒に働けたことに、本当に感謝致します。ありがとうございました。
この6ヶ月間で英語はもちろんマルタに来たときに比べ、驚くほど成長しました。
マルタに来る前の自分に今の自分を見せてあげたいぐらいです(笑)  また人間としても成長できたと思います。
初めての海外で文化の違いや考え方の違いを学び、価値観も変わり、自分の視野が広がりました。また個人での生活ということで、生活力というのでしょうか(笑)、自立できるスキルがあがりました(笑) 
何気なく家事、仕事をこなしている親の凄さを改めて感じました。 マルタの生活は本当に楽しさで満ち溢れていました。
時には辛いこともありました。しかし、みんなのおかげでそんな辛さも乗り越えられ、本当に忘れられない思い出が沢山、人生で一番と言っていいほどの楽しい日々でした。
思い切って踏み切った留学は間違いでなかった。
また本当にマルタに来て良かった、Sprachcaffeに来て良かったと思えます。 マルタで出会った友達、Sprachcaffeの職員のみんな、留学の応援をしてくれたみんな、そして、何よりも両親に、皆様に最大の感謝をこめて。 “本当にありがとう” これを読んでいる皆様も是非Sprachcaffeで最高の日々を過ごしてみてください。
素晴らしい日々、人々があなたをお待ちしております。 ご愛読ありがとうございました! 羽室 法帝

Written by Noritada Hamuro