スペイン語の冠詞と限定詞 | 使い方・定冠詞・不定冠詞を例文で解説

冠詞(Articles)とは、名詞の前に置き、「そのもの」を指すのか、「あるもの」を指すのかを表す言葉です。

スペイン語には定冠詞(英語の the に相当)と不定冠詞(英語の a / an に相当)があり、どちらも名詞の性(男性・女性)と数(単数・複数)に一致させる必要があります。

冠詞を含む、名詞を限定する語をまとめて限定詞(Determiners)と呼びます。

定冠詞と不定冠詞

スペイン語の冠詞は次の4つの形に変化します。

定冠詞不定冠詞
男性・単数elun
女性・単数launa
男性・複数losunos
女性・複数lasunas

定冠詞(el・la・los・las)

定冠詞は、話し手と聞き手の両方が分かっている特定のものを指すときに使います。

  • el libro(その本)
  • la casa(その家)
  • los estudiantes(その学生たち)

不定冠詞(un・una・unos・unas)

不定冠詞は、初めて話題に出すものや、特定されていないものを表します。

  • un libro(ある本・1冊の本)
  • una casa(ある家)
  • unos amigos(何人かの友人)

冠詞は、名詞のに合わせて必ず形を変えます。

al・del の縮約

スペイン語では、前置詞と定冠詞が組み合わさると、2つだけ特別な縮約が起こります。

元の形縮約
a + elal
de + eldel

例文

  • Voy al cine.
    → 映画館へ行きます。
  • Vengo del trabajo.
    → 仕事から帰ってきました。

この縮約は必ず行うルールです。

なお、la・los・lasとは縮約せず、

  • a la
  • de la
  • a los
  • de las

のようにそのまま使います。

また、人称代名詞のél(彼)とは縮約しません。

冠詞を付ける場合・付けない場合

スペイン語は、英語よりも定冠詞を使う場面が多い言語です。

定冠詞を使う主な場面

  • 一般的なものについて話すとき
  • 曜日
  • 敬称付きの人名

Me gusta el café.
コーヒーが好きです。

El lunes trabajo.
月曜日に働きます。

El señor García
ガルシアさん

冠詞を付けない場合

ser の後で職業を表す場合は、通常冠詞を付けません。

Soy profesor.
私は教師です。

英語では I am a teacher.a を使いますが、スペイン語では冠詞を付けないのが一般的です。

その他の限定詞(Determiners)

冠詞以外にも、名詞を限定する言葉を限定詞(Determiners)と呼びます。

主な種類は次のとおりです。

  • 指示詞este・ese・aquel(この・その・あの)
  • 所有詞mi・tu・su(私の・あなたの・彼・彼女の)
  • 数量詞mucho・poco・todo(たくさんの・少しの・すべての)

これらも冠詞と同様に、名詞の性・数に合わせて形が変化します。