【50代】30年勤務した公務員を手放して。本場の占星術を学ぶためのロンドン留学
| 名前 | Ikumiさん(52歳) |
| 留学先 | ロンドン・イーリング校(イギリス) |
| 留学期間 | 2025年9月から40週間 |
| 語学コース | スタンダードコース(週20レッスン) |
| 滞在先 | ホームステイ(6週間)×シェアハウス(自己手配) |
ロンドン留学のきっかけは、本場の占星術に触れたくて
日本で占星術を学んでいて、「本場の占星術に触れてみたい」と思ったのがきっかけです。
30年間、公務員として学校関係の職場で働いてきて、「やりきった」という思いもありました。そこで、以前からやりたいと思っていたことに挑戦するために、仕事を辞めての留学を決めました。
現代の西洋占星術が大きく発展し、普及した中心地のひとつがロンドンなので、留学先の選択肢は、ロンドン一択でした。
ただ、現地で占星術を学ぶには、やはり英語力が必要です。
ロンドンの語学学校に長期留学をして、英語を身に着けながら、占星術の勉強もすることにしました。
語学学校シュプラッハカフェを選んだ理由
何校か比較して、費用面で一番リーズナブルだったことが、シュプラッハカフェを選んだ理由のひとつです。
英検を受けてみたり、自分なりにスキルアップしてから留学したつもりだったんです。
でも、実際にロンドンへ行ってみると、思っていた以上に英語ができなくて、落ち込みました。
でも、現地のベテラン日本人スタッフにもすごく助けてもらいましたし、先生方やレセプションのスタッフの皆さんも、いつも気にかけてくださいました。
「いつでもいらっしゃい。何かあったら話を聞くから」って。後ろからドーンと支えてもらっているような感じで、本当に心の支えになりました。
悔しいことや大変なこともあったロンドン留学でしたが、シュプラッハカフェの皆さんがいてくれたからこそ、「新しい自分に出会えて、ロンドンに留学して本当に良かった。また行きたい」と思えるんだと、正直感じています。
英語の壁にぶつかって。それでも飛び込んだこと自体が良い経験
留学中、せっかくロンドンにいるんだからと思って、占星術の対面セッションに飛び込んでみたんです。
私と同じように占星術を志を持って学んでいる人たちと会ってみたいと思ったんです。
勇気を出して参加してみたものの、もうさっぱり分かりませんでした(笑)。
先生はもちろん、一緒にセッションを受ける生徒さんたちもネイティブの方たち。まず先生の話を聞いて、その後、生徒同士でペアになって話すという流れでした。
占星術で使われる専門用語は、日本で勉強してきたので分かるんです。相手が話していることも、「多分、このことを言っているんだろうな」と理解できました。
でも、自分が話せないんです。
言いたいことはあるのに、言葉が出てこない。それがものすごく悔しかったです。
その後はオンラインで勉強する形に切り替えましたが、飛び込んでみたこと自体が、自分にとってすごくいい経験だったと思います。
6週間のホームステイ。毎日の食事も楽しみだったホストマザーとの暮らし
留学中は、ホテル、ホームステイ、シェアハウスと、3つの滞在先を経験しました。
最初は留学代理店を通してホームステイ先を決めていたんですが、友達と話しているうちに、「学校から遠すぎるんじゃない?」と言われて。
それで、直前に急遽キャンセルして、滞在先を決めないまま渡航しました。
最初の2日間はホテルに泊まり、渡航後に学校のレセプションで相談して、学校と提携しているホームステイ先を紹介してもらいました。
学校からバスで30分ほどのグリーンフォードという街。とても素敵な場所で、そこで6週間お世話になりました。
食事付きのプランだったんですが、私のホストマザーは、朝も夜も、毎日違うものをしっかり用意してくださいました。
帰国した今もホストマザーとは連絡を取っています。とっても素敵なホストマザーに出会えました。
シェアハウスでは、文化の違いを実感
ホームステイの後は、オンラインでシェアハウスを探しました。利用したのはSpareRoomというサイトです。
旅行でロンドンを訪れるのと、実際に現地で生活してみるのとでは、やっぱり違う経験なのかなと思います。
アプリを通してシェアハウスの内覧の連絡をしても、ほとんど返事が返ってこなかったり。そういうところにも、海外で生活する大変さを感じました。
やっと見つけたシェアハウスでは、日本人、インド人、イタリア人と一緒に暮らしました。
一緒に生活してみると、国による文化や生活習慣の違いはもちろん、清潔さに対する価値観も、「ここまで違うのか」と驚くことがありました。
文化の違う人たちと共同生活をするからこそ、自分の思っていることをきちんと伝えることが大切だと思います。
お互いの文化や宗教を尊重しながら、お互いに譲れるところを話し合う。そうやってコミュニケーションを取りながら、一緒に生活していました。
「英語を話せない自分」の殻を破るまで
スピーキングがあまり得意ではなかったので、留学中はものすごく悔しい思いをたくさんしました。
話さないと、だんだんと話しかけられることも少なくなっていって。
自分の言っていることが伝わらないと、どうしても萎縮してしまうんですよね。「これ以上話したら迷惑かも」「黙っておいたほうがいいのかな」って、正直そういう気持ちになっていました。
「通じるかな」「間違ってはいけない」「ちゃんと聞いてもらえないかも」って。年齢を重ねているからなのか、もともとの性格なのかは分かりませんけど、そんなことを考えてしまっていたんです。
でも、留学の後半になって、開き直って話してみるようになりました。そうすると、相手もちゃんと聞いてくれるんだなと実感できました。
最後の2か月くらいは、「ああ、もっと早く話せばよかったな」と思いました。
「話せない」と思い込んでいた自分の殻を破るのに、ずいぶん時間がかかりました。
一人でカフェへ。少しずつ「自分で話す」ように
会話の中で知らない単語が入ってしまうと、思考が停止してしまって、分からなくなるんですよね。
ボキャブラリーの必要性をものすごく感じました。
最初はクラスメイトだったり、フラットメイトに、お店でもほぼ注文してもらったり、聞いてもらったりしていたんです。
でも、「何のために留学してるんだ」と思って。
一人で出かけて、カフェとかにも行って、自分で注文したり、店員さんにおすすめを聞いたり。
ちょっとした日常会話は、片言ですが、できるようになったと思って帰ってきています。
公園で過ごしたり、自炊したり。「観光」ではなく「生活」
公園が好きなので、授業のないときは、ロンドン北部にある広大な公園「ハムステッド・ヒース」や、南西部にあるイギリス王立の植物園「キューガーデン(キュー王立植物園)」に行ったりしていました。
観光地をたくさん巡るというよりも、自分の部屋で日本にいるときのようにリラックスして、ゆっくり過ごすことも多かったです。
ある意味、日本での生活と変わらないような感覚で、「観光」ではなく「生活」をしているという感じ。
食事も自炊していました。近くのスーパーで食材を買って、お野菜やお肉を炒めたり。冷凍食品を買うこともありました。
近くに中国系のスーパーもあったので、そこで醤油やお米などを購入していました。基本的には地元のスーパーを利用して、調味料などは中国系スーパーで買うという感じです。
せっかくロンドンに来ているので、できるだけ現地の食材を使いたいと思っていました。お肉や野菜、フルーツ、パンなどを買っていましたが、特にフルーツは安いと感じます。
シェアハウスに移ってからも、ホストマザーとは連絡を取っていて、「どこで買ったらいい?」と聞くと、「こっちのスーパーがいいんじゃない? 私も使っているから」と教えてくれて。ホストマザーおすすめのオーガニックスーパーにも行ってみたり。
50代での留学。不安は?
実は、40代のときに一度留学を考えたことがあったんです。でも、そのときは仕事を辞める決断ができませんでした。
50代になって、30年働いて「やりきった」と思うようになって。
これから先は「お金ではない、もっと価値のあるものや経験があるんじゃないか」と考えるようになって。
そう考えたら、なんだか肩の力が抜けて、「どうにかなる」って。仕事を辞める決断は早かったです。もちろん、周りの人にも相談しました。
「仕事の肩書がない、何者でもない自分って何だろう」と考えたこともありました。働いていない、何者でもない自分になってみたいなって、一瞬思ったんです。
それでロンドン留学に行ったので、とても新鮮でした。
年齢を重ねるほど「社会経験がある」「これをした、あれをした」というものが増えていきます。でも、ロンドンに行けば、私は何者でもない。
留学先では20代の子たちと一緒に過ごしましたが、すごく刺激を受けました。同じ場所で、同じ立場で、同じように新しい経験をして、自分なりに感じたり考えたりできたことも、とてもよかった。
「自分はロンドンでどう過ごすんだろう」と思って行ってみたら、すごく楽しかったです。
新しい自分を発見したような感じもしました。新たなスタートを切るのに、年齢は関係ないんだろうなと思います。
理由をつけて諦めるより、まず手放してみる
ある意味、自分もそうでしたけど、理由をつけて諦めるというのは、心からやりたいと思っていないのかもしれない。
以前の私がそうでした。
でも、思い切って手放してみたら、とても軽やか。今までのものを手放したら、新しいものが入ってくる。今はそんな気持ちでいます。
50代からでも、全然遅くないと思います。これから新しいことに挑戦したい人や、留学したいけれど、ちょっと二の足を踏んでいる方に伝えたいのは、「勇気だけ」。
失うものがあるから怖いと思うかもしれません。でも、それにしがみついていたら、いつまでも怖いままかもしれない。手放してみたら、それ以上のものが入ってくることもあります。
私自身、ロンドン留学を通して新しい自分に出会えました。
留学してよかった?と聞かれたら、「よかったです。心からよかった。また行きます」って感じです。
今後は、またロンドンに行って、占星術の続きを学びたいと思っています。
もう最高の時間でした。本当に満足しています。