【社会人】ドイツ語ゼロでも「なんとかなる!」ドイツ・フランクフルトで始めたワーキングホリデー

大学卒業後、日本で3年働き、ドイツ・フランクフルトへ渡ったRyutoさん。ドイツ語の知識はゼロ。英語も得意ではなかったれど、「なんとかなるでしょ!」とドイツ行きを決めました。現在はフランクフルト近郊の日本食レストランで働きながら、ドイツ語を学び、休日にはドイツ国内を旅行する日々。なぜドイツを選んだのか、語学学校での生活、現地での仕事について、インタビューをしました。
名前Ryutoさん(25歳)
留学期間2026年6月~(2ヶ月)
留学先ドイツ・フランクルト校(ドイツ語)
語学コーススタンダードコース(週20レッスン)
滞在先学生寮(スタンダードルーム)

取引先からの「海外に行ってみたら?」がきっかけ。社会人3年目でドイツへ

大学を卒業してから、日本で業務用の携帯電話のBtoB営業として3年間働いていました。

ワーキングホリデーに行く1年くらい前に、仕事の取引先の社長さんから「海外に行ってみたら?」と言われたことがあったんです。

それで「じゃあ行ってみます!」みたいな(笑)。

もちろん、その一言だけで決めたわけではないですが、そこから海外に行くことを具体的に考えるようになりました。

ただ、迷いもありました。

仕事も順調でしたし、

「そもそも、わざわざ海外に行く意味ってなんだろう?」

「海外から帰ってきたら、その後どうするんだろう?」

みたいなことを考えて。

海外に来る決断が一番のハードルでした。

もともと僕は、頭の中でいろいろ考えすぎて、なかなか行動に移さないタイプだったんです。

よく言えば慎重なんですけど、その分、失敗することもあまりなくて。

だからこそ、今回は一回やってみようと思いました。

なぜ「旅行」ではなくワーキングホリデー?

ヨーロッパの文化に触れてみたい、ヨーロッパを旅したい、という気持ちがありました。

あと、実際に現地で働いている人がどういう考え方を持っているのかも知りたかった。

「実際に住んで、働いてみないと分からないことがあるんじゃないかな」と思っていました。

あとは、現実的な理由もあります。

ワーホリを決めてから、1年間かけて貯金したんですけど、そこまでたくさん貯められたわけではなくて。

働かないと、現地でずっと生活していくのは難しい。

僕自身、働くことは結構好きなので、「だったら現地で働きながら生活してみよう」と思って、ワーホリを選びました。

英語もドイツ語もできない。でも、「なんとかなるでしょ!」

ワーホリについて調べていたら、ヨーロッパの英語圏だと、イギリスとマルタが候補にありました。

そこを拠点にヨーロッパを旅行することを考えると、イギリスは北すぎるし、マルタは南すぎる。ちょっと旅行しづらいなと思ったんです。

フランクフルトなら、ヨーロッパの真ん中にあるので、いろんな場所へ行きやすい。

僕は英語が得意なわけじゃないし、ドイツ語の知識はゼロ。

英語は高校生のときに英検3級を取ったくらいで、そこから勉強していない状態です。

「英語もドイツ語もイチから勉強するんだったら、どの国でも関係ない」

って思ったんですよね。

どこにいても、「なんとかなるでしょ!」と。それでドイツにしました。

ドイツへ来てみて感じたこと

実際にフランクフルトへ来てみると、思っていたイメージとほとんど同じでした。

ハブ空港があって、都会的な街で、国際的。

いろんな人種の人がいて、どのお店に行っても英語が通じる。

そういうイメージを持っていたんですが、本当にその通りでした。

ドイツ生活のスタートは語学学校から

ワーキングホリデーをする前に、語学学校へ通うことは決めていました。

いきなり現地で働くよりも、まずはいろんな国の人と関わりながら、生活の基盤を作りたかったんです。

6月からシュプラッハカフェ・フランクフルト校に2ヶ月間通いました。

ドイツ語が全く何も分からない状態での授業ですが、授業はドイツ語で進みます。

朝からドイツ語がバーッと入ってくるので、「頭がパンクする」という感じ。

最初は授業がすっごく長く感じました。

でも、後半になってくると結構楽しくなってきて、「もう授業終わり!?」みたいな。

単語、単語で話しているような状態でしたけど、それでも少しずつ会話もできるようになりました。

語学学校にシュプラッハカフェを選んだ理由

一番の理由は、最初に問い合わせたときの対応がすごく良かったことです。

最初の問い合わせで、日本人スタッフの方と1時間くらい電話で話をさせていただいて。

そのときに、すごく親切に対応してもらったんです。

「こんなに親切にしてもらえるんだったら、ここにしよう」

で、シュプラッハカフェに決めました。

実際に通いはじめてからも、学校スタッフも本当にいい人ばっかりでした。

学生寮での生活。トルコ人の友達や学校スタッフとの交流

フランクフルト校に通っている間は、語学学校と同じ建物内にある学生寮で生活していました。

そこで、トルコ出身の留学生と仲良くなりました。

一緒にご飯を食べたり、いろんなところに連れて行ってもらったり。

イタリア出身の学校スタッフとも仲良くなりました。

漫画ワンピースの話をしたり、僕がアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノを作って、

「これどう?」って見せたら、「OH, GOOD!」みたいなやり取りをしたり。

学校の中でも、いろんな国の人と自然に交流できました。

現地での仕事探し

仕事はMixB(※)を使って探しました。
※海外在住の日本人向けの地域密着型オンライン情報掲示板。求人情報やシェアルームなどの不動産情報、帰国時の家具・家電の譲渡情報などが掲載されている便利なサイトです。ドイツ、イギリス、フランスなど、国や都市ごとにサイトが分かれています。

面接に絶対受かりたかったので、少しでも打ち解けられるようにと思って、日本食を持って行きました。

日本のお菓子とか味噌汁は、語学学校でのコミュニケーションでも使えるし、面接でもウケが良かったです(笑)

最初はフランクフルトの駅前のラーメン店で、学校に通いながら働いていました。

Minijobという形で、週10時間の勤務でした。

語学学校を終えてからは、日本食レストランで、住み込みのような形でMidijobで週30時間ほど働いています。

お店があるのは、フランクフルトから電車で20分ほどのBad Homburgという場所。温泉やカジノがあることで有名な、ドイツ人の富裕層が多く住んでいる街です。

20年続く日本食レストランで、店主自身、22歳のときにドイツへ来て、修行して、自分のお店をもったそうです。

Website:SUSHI KAIOH/Instagram:@sushikaioh

僕は将来的には起業したいと思っていて。

今働いているところでも、店主からいろんな話を聞かせていただいていて、本当にありがたい環境だなと思っています。

ドイツの飲食店で感じた、日本との違い

日本との違いは結構あると思います。

ホールスタッフに聞いた話ですが、ドイツでは、お客さんとスタッフが対等な関係という感じがします。

接客もフランクだし、スタッフ側の「ちょっと待って」も、お客さんが寛大に受け入れてくれる。

日本ほど「お客様は神様」という感じではないところが、違う部分だと思います。

あと、チップ文化。

給料は1時間あたりの賃金が決まっていて、もらったチップは勤務時間に応じてスタッフみんなで分配してもらいます。

チップがあることで、どんなに忙しくても「一生懸命接客しよう!」というモチベーションにもなる。

すごく合理的で良いシステムだなと思います。

ワーキングホリデー中のある1日のタイムスケジュール

07:00起床
08:00ジム
11:00~14:30日本食レストランで勤務
14:30~17:30昼休憩
17:30~21:30日本食レストランで勤務
23:00就寝

どうやってドイツ語の勉強を続けてる?

語学学校が終わって、今は授業のように受動的にドイツ語が入ってくる環境ではありません。

でも、今環境にすごく恵まれていて。

店主の息子さんがドイツで育って、日本語もドイツ語も話せるので、その子と話しながら、ドイツ語を磨いています。

一緒にジムに行っているんですけど、ジムまでの20分の道のりで、「ドイツ語オンリーで話したい」ってお願いして、ドイツ語だけで会話したり、分からないところがあったら日本語でフィードバックを貰ったりしています。

今はキッチンなので、ドイツ語を仕事で使う機会は少ないですが、今後はドイツ語で接客や電話対応をできるようになりたいと思っているので、日々勉強中です。

ドイツ人は「自分の意見をはっきり言う」

ドイツ人と話していて気づいたんですけど、ドイツ人は自分の意見をはっきり言う文化。

話していると、「それは違うと思う」とか、「なんでそう思ったの?」とか、結構はっきり言われます。

相手の意見を聞いた上で、「相手を理解したい」という考え方なんだと教えてもらいました。

日本の場合だと、言葉には出さずに察することが多いと思います。

でもドイツでは、実際に言葉に出して伝えないと「伝えていない」ということになる。

文化の違いを感じますが、すごくはっきりしていて、これはこれでいいなと思いました。

休日はドイツ国内をプチ旅行

休みの日は、ドイツ国内をいろいろ旅行しています。

Deutschland-Ticket(※)を持っているので、電車でいろんなところへ行っています。
※ドイツ全土の地域公共交通機関が乗り放題になるデジタル定期券。バス、トラム、地下鉄、Sバーン、列車(RE・RB等)で利用可。特急・高速列車(ICE、IC、EC等)は対象外。

先週はMarburgという街に行ってきました。

街を見下ろす高台にお城があって、昔そこに王様みたいなすごい権力者が住んでいたらしいんですよ。

そこからの景色が本当に素晴らしくて。

自分が王様になった気分になれます(笑)。

お城に登っていくときの道も、舗装されていてすごく綺麗。

ドイツの生活費は?実際に暮らしてみて分かったこと

語学学校の授業料や宿泊費を除いて、交際費、食費、生活費、固定費などの生活費が月320ユーロくらいでした。

ドイツは生活必需品の税率が低いので、自炊をすれば、生活費をかなり抑えられると思います。

一番高いのは、やっぱり家賃。ただ、働けばしっかりと稼ぐことができるので、遊びにお金を使うこともできると思いますよ。

秘密兵器「Nochmal, bitte!」

ドイツ語で会話していて分からなかったときのために、僕、カンペも持っているんですよ。

「Nochmal, bitte.(もう一度言ってください)」「Vielen Dank für Heute.(今日はありがとう)」とか。

外国人がこんな手書きの紙を持って、「もう一回言って」ってやるの、ちょっと可愛いじゃないですか。

なので、戦略的にやっています。(笑)

あとはGoogle翻訳アプリのライブ翻訳を使ったり、ドイツ語が分からないときは文明の利器に頼りながらコミュニケーションしています。

分からなければ聞けばいい!

ドイツに来てから、本当に優しい人にしか会っていないです。

もしかしたら、自分が言葉を理解していないだけかもしれないですけど(笑)。

分からなければ聞き返したら、ちゃんと答えてくれる。

だから、文化的な部分を理解していれば、そんなに怖がる必要はないと思います。

完璧に話せなくても、伝えようとすればなんとかなります。

正しい文法で話さなきゃって思う人も多いと思うんですけど、ドイツ人に「文法なんか無視でいいんだよ。伝えたいことが伝わればいいんだから。Easy, Easy!」って言われました(笑)

ドイツに来て「まずやってみる」自分になった

ワーキングホリデーを始めてから、一番変わったのは、自分自身の考え方かもしれません。

以前の僕は、何かに挑戦するときに「大丈夫かな」と考えすぎてしまうタイプ。

でも海外に来ると、やらないと何も始まらないんですよね。

  • スーパーで買い物をする
  • 電車に乗る
  • レストランで注文する
  • 現地の人に話しかける
  • 仕事を探す

最初は一つひとつがちょっとした挑戦で、そういう経験を毎日積み重ねているうちに、小さな成功体験が積み重なって。

「とりあえず一回やってみよう」と思えるようになりました。

これからドイツでワーキングホリデーをする人へ

日本にいる間に少しでもドイツ語を勉強しておいた方がいいと思います。

もちろん、話せなくてもなんとかなります。

僕自身、ゼロからのスタート。

でも語学学校では基本的にドイツ語オンリーでの授業なので、少しでも分かるとスタートダッシュしやすいです。

あと、迷っている人に伝えたいのは、

ドイツに対して魅力を感じて、行きたいと思っているのであれば、とりあえずドイツに来たら最高だから、来たらいいよ!


「まあ、なんとかなる」から始まったドイツワーホリ

ドイツ語はできない。英語も得意ではない。

それでも「まあ、なんとかなる」と飛び込んだドイツ。

語学学校でドイツ語を学び、さまざまな国の人と出会い、今は現地の日本食レストランで働いています。

休みの日にはドイツ国内を旅し、仕事では現地の人と関わりながら、少しずつドイツ語も身につけています。

まだワーキングホリデーは途中。

「とりあえずやってみよう!」と一歩踏み出したからこそ、見えてきた景色があります。

Ryutoさんがドイツ語を学んだ語学学校はこちら。

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