マルタのジュニアプログラムを支えるスタッフの素顔に迫る!Kathleen & Sandyインタビュー【前編】
| 名前 | Sandy(サンディ) | Kathleen(カトリーン) |
|---|---|---|
| 出身 | フランス | |
| 勤務先 | シュプラッハカフェ・マルタ校 | |
| 勤務期間 | 4ヶ月 | 4ヶ月 |
※インタビュー日:2025年9月
Kathleen:こんにちは。50歳でドイツ出身です。現在、シュプラッハカフェ・マルタ校でTeamer(ジュニアプログラム参加の生徒をサポートする特別なトレーニングを受けたスタッフ)として働いています。
Sandy:29歳。シュプラッハカフェマルタでU20コーディネーターを務めています。フランス出身です。
Kathleen:オフィスマネージャーとして12年以上働いてた仕事を辞めました。
次の仕事では、英語を上達させたいと思ったので、楽しく過ごしながら上達できる場所を探していました。マルタを見つけられて本当に満足しています。
Sandy:去年の夏にTeamerとしてここで働いていました。今年はマネージャーであるAndreaが連絡をくれて、コーディネーターとして戻ってこれないかと聞かれました。去年素晴らしい経験をできたので、戻ってくることを決めました。
Kathleen:観光業を学び、レストランマネージャーとして働いた経験があります。業界として共通点があり、活かせる部分もありますが、(未成年をサポートするという)Teamerとしては今回が初めての挑戦です。
Sandy:去年はTeamerとして働いていたので、生徒と関わる経験はすでにありました。でも、今年はオフィスでの仕事が中心だったので、これは新しい経験でした。
Kathleen:Teamerは、中学生・高校生が参加するジュニアプログラムを監督するスタッフ。
Teamerとして、週ごとに異なるシフトで働き、U20プログラムの生徒をサポートしています。主な仕事はアクティビティの管理、食事の配膳や授業の出席確認、到着・出発の対応、送迎ドライバーとの調整、門限時間の点呼、体調不良時の対応などです。
長い一日になることもありますが、人と関わりながらさまざまな仕事ができるのが楽しく、日々変化がある環境の中で「これで良かった」と感じられる瞬間が多い、やりがいのある仕事です。
Sandy:コーディネーターとして、主にオフィス業務を担当しました。
週末には生徒の到着準備で空港のリストを作成。Teamerが空港で生徒を迎える際に必要な情報(生徒の人数・名前・到着時間など)を整理します。平日は生徒リストの作成や食事制限・アレルギーの確認を行い、全員が快適に過ごせているかを確認します。必要に応じて生徒と直接話したり、宿泊施設のマネージャーに相談したり、保護者と連絡を取ることもあります。
また、Teamerのシフト管理や業務確認、質問への対応なども担当しており、チーム全体の管理をしています。
Kathleen:難しい質問ですが、全体的にとても楽しいです! 特に生徒と過ごす時間が好きで、食事の時間に話したり、アクティビティに同行したりして、生徒がここでの時間を楽しむ様子を見るのが好きです。一番を選ぶのは難しいですね。
Sandy:私は生徒と交流する時間が一番楽しかったです。アクティビティにはあまり参加できませんでしたが、参加できたときは特に楽しくて、カラオケやレーザータグ*、ビーチに行ったことなどが印象に残っています。
*レーザータグ:赤外線のレーザーガンを使った対戦型シューティングゲーム
Kathleen:そうですね…まだ具体的には決めていません。これからどんな仕事に挑戦できるかみてみたいと思っています。
ただ、素晴らしいチームにまた会って、一緒に働けたら嬉しいです。本当に楽しい時間だったので、またするかもしれませんね。
Sandy:今の仕事は大好きですが、将来は海外でフランス語を教える先生になりたいと思っています。そのため、来年はフランス語の教師としての道に進む予定で、戻ってくることは無いと思います。
Kathleen:生徒と話したり、彼らが楽しい時間を過ごしている様子を見るのが好きです。
キャンパスでみんなが交流したり、スタッフを信頼して質問したりする姿を見るのは、本当に楽しいです。
Sandy:生徒たちが自分のことを話し始めたり、普段は言わないことを打ち明けてくれるのが本当に嬉しいです。それは私を信頼してくれている証拠で、やりがいと感じます。
一方で、大変だと感じるのは、時々「悪役」を演じなければならないときです。特に規則を守らせるために「Warning*」を与える際は、親しみを持たずに厳しく接する必要があります。もちろん、最終的には親しみやすく接しますが、責任ある立場として、ルール違反には注意を与えなければならないからです。
*Warning(警告)=ジュニアプログラムでは、未成年の生徒が安全に、安心して過ごせるようにいくつかのルールを設けています。もしルールを守らなかった場合は、書面で「Warning(警告)」が出されます。改善が見られない場合は、強制帰国となる場合もあります。
Kathleen:うーん。ルールを守らせることが大切だと思っています。彼らはティーンエージャーで、親と一緒にいるわけではありません。私たちは親の代わりのような立場で関わっています。
時には少し無礼な態度を取ることもありますが、そのような場合でも丁寧に伝えるようにしています。ルールを思い出させる必要があるときもあり、そうした対応は仕事の中で楽しい部分とは言えません。
また、時には彼らは他の生徒のことを考えずに行動してしまうことがあります。そのようなときには、私たちが対応し、全員にとってのバランスを取ることが重要です。
Sandy:本当に大事なのはバランスを取ることです。生徒とはフレンドリーに接したいですが、実際には友達ではありません。
みんなが楽しく過ごせるようにしつつ、私たちにはルールを守らせる責任があります。 無礼な態度を取る生徒はごく少数ですが、時にはそうした対応も必要です。ティーンエージャー相手なので、状況に応じて柔軟に対応するようにしています。
Kathleen:彼らに会えて本当にワクワクしました。とても素晴らしい経験でした。一緒に来た引率スタッフにもとても親切でしたし、新しい文化を知ることができました。
印象に残っているのは、アクティビティで一緒に折り紙やけん玉などの日本の文化体験をおこない、彼らが楽しそうに参加してくれたことです。他の生徒とも交流ができ、本当に良い経験でした。 全体的にとても良い時間でした。
Sandy:日本人生徒たちは特にお気に入りなんです。「お気に入り」を作るのはよくないとわかっていますが、彼らのことは本当に大好きでした。
いつも笑顔で、どんなことにも感謝していて、いつも機嫌が良くて、本当に素直なんです。 何人かにはWarningを出す場面もありましたが、それでもみんなここにいる時間を心から楽しんでいて、とても優しく、礼儀正しかったです。
特に「けん玉」体験は、すごくいい思い出のひとつです。本当にこの夏は楽しかったですね。去年も、日本人の生徒たちが来たとき「やった!」って思ったんです。それくらい彼らと過ごす時間が大好きなんです。
Kathleen:最高の経験でした!スタッフ同士とても仲が良く、一緒に生活し、アパートも共有し、キャンパス内でも常に一緒に過ごしていました。
自由時間も仕事中も本当に密接な関係で、一緒にシフトも組むので、時には…なんていうか、ちょっと難しいこともありましたが、ほとんど問題なく、むしろポジティブな経験ばかりでした。
私はチームの中で一番年上ですが、若い人たちと働くのが大好きですし、彼らがとても礼儀正しく、私に話しかけるのをためらわないことも嬉しかったです。
みんなオープンマインドで、グループの一員としてしっかり溶け込めたと感じました。コミュニケーションも多く、助け合いがあり、とても良いチームワークを経験できました。
Sandy:私にとっても同じで、この夏のチームは本当に素晴らしいものでした。
時には衝突が起こることもありましたが、その多くは誤解によるものでした。だからこそ、相手と話してみると「ああ、そういうふうに思っていたのか」と気づくことができ、理解し合えるんです。Kathleenが言うように、私たちは皆、一緒に生活しているので、ある時点で衝突が生じるのは当然のことです。でも、それと同時に、そうした時間を共有することで強い絆が生まれるとも感じています。この夏もまた、生涯の友人を得ることができました。それこそが私が今年もここに戻ってきた理由のひとつでもあります。
最大の理由は、このチームの存在です。素晴らしい仲間たちと一緒に最高の夏を過ごし、たくさんの友情を築けると分かっていたから。いつもかけがえのないものになるんです。
Kathleen:いいえ、全体的にはそうでもなかったと思います。Sandyはどう思う?
Sandy:難しいとは思いませんでした。というのも、みんな文化の違いがあることを理解していたからです。話していくうちに、「ああ、あなたの国ではこういうやり方をするのね」とか、「こういう言い方をするのね」と気づくことができました。
ちょっとした大変さといえば、英語力の差が人によってあったことくらいでしょうか。英語が母国語の人はチームの中で2人だけでしたから。
でも、それ以外は特に問題はありませんでした。むしろ多国籍チームはとても良いと思います。お互いに少しずつ学び合えるので。困難というより良い学びです。
今回のインタビューで特に印象的だったのは、二人が何度も口にしていた「楽しかった」「最高の経験だった」という言葉。
常にエネルギッシュで行動的な2人の姿に、私も大きな刺激を受けていました。
忙しい中でも笑顔を絶やさず、生徒やスタッフに対して誠実に対応する姿勢が、本当に素敵で、楽しんでいる様子がこちらにも伝わってきました。
2025年の夏は30名ほどのTeamerがジュニアプログラムのサポートをしていましたが、みんなのチームワークがあったからこそ、生徒たちにとって忘れられない夏になったのだと改めて感じます。
【後編】では、英語が堪能な2人の英語学習法や英語を使って仕事することについて聞いています。
次回もお楽しみに!