マルタ留学ブログ

最後のブログ:8カ月のマルタ留学を振り返って

こんにちは!
私のマルタ滞在も残り4週間となりました。 今回が最後のブログになります。 思えば、初めて飛行機の窓から国全体を見たとき「なんて小さくてきれいな国なんだ!海めっちゃある!」なんて思いながら来たのが約6か月も前なんて信じられません。 マルタに到着して、送迎バスに乗ってSPRACHCAFFEへ。
受付にて手続きを済まし、学生カードをもらったところで、ホームステイ先のファミリーが迎えに来てくださり、そのまま家に向かいました。家は4階建ての豪邸でした。良い感じの親切なホストファミリーの方々で良かったです。いろんな話をしてくださいました。 まだ、右も左もわからなく、物、文化すべてが日本とは違い、友達もそれほどいなく、正直最初のうちは厳しかったです。英語は外国語系の大学に通っているので、日本では自信がありましたが、一度や二度(それ以上)挫折しました。そのため、最初にいた授業はIntermediateでミドルレベルのクラスでしたが、一つレベルダウンしてそこから再度基礎から学び直しました。
そこで初めてスペイン人の親友ができ、彼といろんなところに行き、たくさん遊びました。それまで一人で行っていた観光名所も彼と行くと楽しさが倍増しました。
私が将来スペインの大学に留学する旨を伝えたところ、彼の家にホームステイして良いそうです。そして彼を通して次第に友達ができ、二か月間のホームステイが終わり寮に引っ越し、同じ部屋になったオランダ人の親友ができました。
彼とは、本当にいろんな話をしました。
お互いの国の事、家族の事、友達の事、宇宙について、音楽について、海外ドラマについて、とにかく一日中話していました。
彼は英語がほとんどネイティヴに近いくらい上手で、たくさん学びました。また、同じ部屋になったトルコ人の友達には、私がトラブルを抱えている時、体調が悪い時にさんざん助けてもらいました。
毎日毎晩、寝る時に英語のリスニングを聞いていたり、洋画をとにかくたくさん見て耳を鍛えたりした甲斐あって、英語力が向上するに比例してこのようにどんどん友達ができるようになり、マルタ生活が楽しくなりました。 マルタ留学を成功させるするうえで重要なものの一つとして、友達作りです。
最初は友達がいなかったので退屈で何をしたらよいか分かりませんでしたが、今では学校のほとんどの生徒と友達で、毎日とても楽しいです。そして友達ができると楽しくもなりますし、英語も知らないうちに上達します。コミュニケーションの取り方に違いがあっても、多少無理して飛び込んでいった方が友達はできますし、必ず利益になります。
初めは、クラスや日常生活でも、集団の場で自分一人が自分の意見を堂々としゃべることに臆病になるかもしれません。
私も授業で発言し、何度も反対されたり、笑われたりしました。しかしそこはミスを恐れず勇気を出して話しましょう。勇気を出した分だけ自分の英語はブラッシュアップされます。 そして、学校の先生スタッフの方たちは本当に本当に良い人ばかりです。
私はインターンのオファーをスタッフの方から頂き、しばらく働くことになり、スタッフの方たちとより話す機会が増えたのですが、本当に親切で気さくでおおらかで良い方たちです。
仕事のノウハウをジョーク交じりに教えてくれたり、SPRACHCAFFEのことをたくさん教えてくれたり、分からないことを何度聞いても親切に教えてくれたり、インタビューに答えてくれたり、インターンを通じて、本当に良い経験で自分の強みにも自信にもとにかく将来必ず役に立つ貴重な経験になりました。 この留学で学んだことは、計り知れないほど大きいです。 英語だけでなく、生きる術を学んだというか、どれだけ日本で甘やかされていたか、どれだけ人生経験が足りないか認識できました。 高校時代、私の英語の恩師が、ギリシア哲学者の言葉を引用して言っていました、 「外国語を学ぶということは、真っ暗な部屋に一つ窓を作るようなものだ。」 これは、外国の事を知ることによって、自分の国の事がよりわかってくるということを比喩しています。
もし知ろうとしないなら、真っ暗な部屋にいるように、周りは見えないままです。
まさにそのことを留学中に思い出して、胸を打たれました。
日本という国の素晴らしい面も、よくない面もより分かりましたし、とにかくマルタ、ヨーロッパへの愛と共に日本への愛も深まりました。 留学は必ずしも楽しい事ばかりではありません。
むしろ最初のうちはその国に慣れるまで少々悩むこともあるでしょう。もちろん最初から最後までずっと楽しいなんて人もいると思いますが、ほとんどの人は物、言葉、食、文化の違いに悩むでしょう。
しかしそれはごく自然なことで、一瞬の事です。それに慣れてさえしまえば、楽しく有意義なものに必ずなるでしょう。
私も上記のとおり最初は、日本との文化の違いや人の違い、自分の英語力の無さに戸惑っていましたが、今では学校の生徒、スタッフはもちろん、バーの店員さんや、マルタ人の悪仲間(笑)、違う学校にも友達ができ、素晴らしい人たちに囲まれています。 マルタのこの学校で勉強できて働けて本当に光栄に思っています。 皆様も是非SPRACHCAFFEにて素晴らしい時間を過ごしてみてください!
ご愛読ありがとうございました!! 小林俊介

Written by Shunsuke Kobayashi