初めての留学で大ピンチ?! 10日間の強制隔離生活
Hey guys! マルタ校インターン生のKokiです。 今回は私が生徒としてシュプラッハカフェにて留学をした際実際に体験した隔離生活についてレポートします!
初めての留学・初めて渡航した国・英語に慣れない中遭遇した大ピンチ・その乗り越え方など、これからご留学に来られる方や検討されておられる方必見です!
マルタ校の様子はInstagramにも投稿しておりますので、こちらもぜひご覧ください!
私がマルタに留学に来たのは2020年3月7日のことでした。
ちょうどイタリアでコロナが大流行し始めた矢先で、悩んだうえでの渡航でしたが、非常にスムーズにマルタに入国することができました。
当時の私の英語力はCEFR(Common European Framework of Referenceの略語)でいうA1で、6段階中一番下のクラスという完全に初心者のレベルでした。
英会話に慣れておらず、日本からマルタへの飛行機内では2度も自分が頼みたかったものと全く違うものが提供されてしまうほど。
(機内食でチキンを頼んだはずだったのになぜか魚が出てきたり、コーヒーを頼んだのに紅茶が出てきてしまったり…。笑)
あまりにも想像していたものと違うものが出てきたので、飛行機の中で一人で必死に笑いをこらえていたことを今でも覚えています。笑
無事マルタに到着したものの、1フレーズどころか1単語を捻り出すのにも苦労していた私が直面した問題が、「授業に全くついていけないこと」でした。
何となく質問されていることは分かるものの、なんて答えればよいのか全く分からないため発言することもできず…。
放課後は毎日予習と復習をし、「今週はまだ来たばかりだから、もう少し英会話に慣れたら色々出かけて回ろう」とのんびり構えておりました。
そんな中、突如あの日がやってきたのです。笑
放課後いつも通り空き教室で勉強していましたら、当時のインターン生Emiさんから「お話しがあるのでオフィスに来てください」とのこと。
なんだろう?と思いつつ、後を付いていくと待ち受けていたのはアコモデーションマネージャー。
話された内容は、 「新型ウイルス感染拡大防止のため、マルタ政府が本日より新しいルールを施行した。 対象の国から渡航してきた外国人は入国後14日間隔離しなくてはならず日本もその対象になった。 あなたはすでにマルタで4日間滞在しているので、残り10日間別室で完全隔離しなくてはならない」とのことでした。
このお話しの最中、リスニング能力を最大限に引き出しマネージャーが仰っていることを聞き取ろうとしたものの30%ほどしか理解できず。笑
英語ではよく理解できなかったのですが、日本人スタッフの方が通訳として同席してくださっていたので 今後の対応について詳しく説明してくださりとても心強かったです!
それまで生活していたブロックから離れた別のブロックに移動しなくてはならないため、急いで荷造り開始。
10日分の服や、暇な時間自習できるように参考書や教科書、キャリーケースに食料を詰め込みお引越し。
隔離先の部屋は少しでも快適に生活できるようにと配慮してくださったのか、
私が暮らしていたスタンダードルームよりグレードアップした部屋を用意してくださりました。
キッチンも広く、バスルームもホテルのように綺麗で、エアコン付き!!
スタンダードルームの料金でいい部屋に住めてラッキーだなぁ~とウキウキ(笑)
心配だったのが食事。
外に出ることが一切禁止されているため、買い出しに出ることができず食料の調達をどのようにするのかが問題でした。
しかし日本人インターン生のEmiさんが代わりに食材の買い出しに行ってくださったり、
他の友人たちが足りないものを届けてくれたりと
たくさんの方が助けて下さったので特に問題もなく快適に10日間過ごすことができました。
当時お世話になったインターン生のEmiさんの経歴が書かれた記事がありますので、ぜひこちらから併せて読んでみて下さい!
隔離生活中はとにかく英語の勉強。
私のルームメイトはイタリア人だったのですが、その彼がとても面倒見がよく、拙い英語で話す私に根気強く話しかけてくれたり、学校の周辺を案内してくれたり。
せっかくできた友達とうまく話せないことがとても悔しくて、その悔しさをバネに外出できない分、10日間たくさん勉強しました。
授業で習ったことを復習したり、Youtubeなどの動画を見てよく使うフレーズを学んだり。
慣れない環境でたくさんの刺激を受け少し疲弊していたので、個人的には完全にプライベートな時間が作ることができた隔離期間は悪いものではありませんでした。
学校側が用意してくださった部屋がとても広い部屋だったので、部屋の中で腕立てやスクワットなどエクササイズをしたり、ゆっくり時間を掛けて料理を作ったり。
また、日本人のスタッフの方が便宜を図って下さり、
無制限に使うことのできる有料のプレミアムWi-Fiを無料で渡してくださりました。
そのおかげで、Youtubeで私が大好きな番組を思う存分見られたのは大きかったです。(笑)
人と話せる機会がないので時々寂しさを感じましたが、 そんな時は一人で踊ったり歌ったりして気分転換しておりました。(笑)
近くに誰も住んでいなくてよかったです。
インターン生の方や、学校スタッフの方が定期的に様子を見に来てくださったので不安なく生活することができました。
気付いたら終わっていた、といった印象で私にとってはあっという間でした。
10日間一歩も家から出ないという経験はこれまでの人生を振り返って初めての体験でしたので、 非常に貴重な経験ができたな、と思っておりますし私にとっては今でもいい思い出です。
また、10日間たくさんの英語知識をインプットしていたからこそ、
隔離後の留学生活はスピーキングにフォーカスすることができたと思います。
隔離生活後はイタリア人の友人とも再開し、帰国まで毎晩遅くまで語り明かしました。
想像していた留学とは少し異なる経験となりましたが、
学校スタッフのみなさん、エージェントの方、友人とたくさんの方が親切に助けて下さったので辛いと思うこともなく過ごすことができました。
コロナ禍ですと普段起きないようなトラブルや、想定外の状況に陥ることも多いかと存じます。
しかしどんな困難も過ぎてしまえばいい思い出。
どんな状況でも、その状況を楽しんで受け入れてしまえば意外と簡単に乗り越えられてしまうので、
今留学に迷われている方も恐れずにぜひ一歩踏み出して頂ければと思います。
それでは次回のブログでまたお会い致しましょう!
Written by Koki Hashiyada