モントリオール(カナダ) 青年海外協力隊経験者 Yukiさんの3週間のフランス語留学インタビュー!

"海外で語学を集中的に勉強するのは今回で三度目でした。
最初ほど刺激的ではないでしょう…と思っていましたが、今回も新たな発見や、面白い出会いがありました
異文化、異国の人々との交流はいつでも学びがいっぱいです。
また一つ、自分の経験値が増えたことを嬉しく思っています。 "

お名前 Yukiさん
留学先カナダ モントリオール
受講期間2019年10月から3週間 
受講コーススーパーインテンシブコース
滞在方法ホームステイ
2019年10月、Sprachcaffeモントリオール校にて3週間のフランス語留学をされたYukiさん。
日本では電機メーカーでご勤務、ご活躍されています。 なんと、今回は3度目の海外生活だったそう。Yukiさんのご経歴は…
大学

大学を休学してワーホリ@バンクーバー

電機メーカー就職

休職して青年海外協力隊@マダガスカル

電機メーカー復職
と、ご経験豊富なYukiさんのモントリオールでの生活や、留学に対する想いをインタビューしました!

きっかけについて

Q. フランス語を学び始めたきっかけを教えてください。
青年海外協力隊でマダガスカルに派遣される前に、2か月ほどフランス語の語学訓練を受けました。
ただ、現地ではマダガスカル語が生活言語だったため、フランス語は単語や文書でしか使いませんでした。 いつかまた、マダガスカルやフランス語圏アフリカで仕事をしたいという思いがあり、その時のために語学留学をしようと決めました。
Q. 青年海外協力隊ではどのようなお仕事をされていたのですか?
協力隊では農村の生活向上をミッションに活動に取り組んでいました。 例えば、改良かまど作り、栄養改善メニューの講習会、家計簿指導などです。言葉も文化もわからず苦労はしましたが、いつもマダガスカルの人々に助けられながら2年間楽しく過ごすことができました。
Q. 今回はなぜ、モントリオールを選ばれたのでしょうか?
今回、語学留学は3週間と短期だったため、生活に早く慣れて語学の勉強に集中したいと思いました。以前、カナダ・バンクーバーでワーホリ(7か月)の経験、モントリオールも旅行で訪れたことがあり、他国よりも生活に早く慣れることができそうだと思い選びました。ワーホリを通してカナダが大好きになったので、もう一度滞在したい!という気持ちがあったことも大きいです!

モントリオールでの生活について

Q. 今回のご留学で楽しかった思い出を教えてください。
毎日学校に通ったこと、毎日学校の後にカフェに行ったこと、週末に観光したこと、全てが楽しい時間でした。日本の街中ではカフェで席が見つけられず…ということも頻繁にありますが、モントリオールではそんなことはなく、いつでも気になったカフェに入ることができました。 印象に残っているのは植物園の日本庭園や盆栽展です。カナダに来たのに…と思うかも知れませんが、英語・仏語で説明されていて、当たり前すぎて上手く説明できない自国の文化を説明するヒントがたくさんありました。
そしてもちろん、知らなかったことも知ることができ、日本の外から日本を見直す面白い機会となりました。
Q. 町の様子や、人々の様子、お気に入りの場所などあれば教えてください。
モントリオールは本当に人種のるつぼで、一見誰が外国人なのかはわかりません。
何人であろうと注目されることなく快適に過ごすことができます。
街中や通りもきれいに清掃されていて、街路樹の影に見かけるリスに癒されていました。私が滞在していた10月はちょうど紅葉の時期で、街路樹がきれいに紅葉しており晴れた学校帰りに歩くととても気持ち良かったです。
Q. モントリオールでおいしかったもの教えてください。
特産品ではないですが、お気に入りのカフェに置いてあったラズベリーパイが美味しかったので、ぜひ好みのコーヒーのお供を探してみて下さい!
あと、私はメープルフリークなので(笑)メープルクッキーを毎日学校に持って行って、おやつに食べていました。
Q. 逆に困ったことなどはありませんでしたか?
特に困ったことはありませんでした。洗濯物は基本的に乾燥機ですが、縮まないと思っていた服が縮んだのは残念でした。
Q. モントリオールの生活で注意することなどはありますか?
夜は出歩かなかったので街の様子はわかりませんが、基本的には日本と同じように過ごせると思います。
Q. モントリオールの魅力とは何でしょうか?
暮らしやすさだと思います。 外国人だからジロジロ見られることもなく、ダウンタウンまで行けば基本的には何でも手に入ります。
ダウンタウンを少し離れると公園などもあり、身近に自然を感じることもできます。
また、かなりの人がバイリンガルのため仏語でわからなくなったら、英語に切り替えることができるのも魅力です。

シュプラッハカフェモントリオール校について

Q. シュプラッハカフェでの授業の様子について教えてください。
時期が冬(閑散期)に向かっていることもあり、クラスは6名以下の少人数であることがほとんどでした。
国籍は本当に様々でアジア、ヨーロッパ、南米、オセアニア…世界中から様々な年代の人が集まっていました。 フランス語の聞き取りはかなり自信がありませんでしたが、先生もスタッフもはっきり話してくれたので、何とかなりました。ケベックの人が使うフランス語とインターナショナルなフランス語の違いなども少しですが知ることができました。
Q.スタディークラブの様子について教えてください。
私が出席した3回は毎回2~4人が参加していました。フランス語の時も英語の時もありました。 まだ日常フランス語もままならないレベルでしたが、メンバーの関心のある社会課題についてや、自分のアイデンティティーについてなど、知っている単語を駆使しながら少し背伸びをして意見を伝える練習をしました。
授業では日常生活や自国文化に関わるテーマが多いので、違う分野の話にチャレンジできたのはハードではありましたが良い機会となりました。

シュプラッハカフェのスタディークラブとは?
シュプラッハカフェの学校に通っている間、18歳以上であれば、だれでも無料で参加できるアクティビティ!
専門的なトピックやレッスンの復習、宿題のサポートなど、あなたの言語学習をサポートします。

Q. ホストファミリーとの思い出を教えてください。
ホストマザーは仕事をしつつ、料理も掃除も手を抜かない、女性として憧れの存在でした。
毎日違うメニューの食事を用意してくれて、味も栄養もバッチリで、食生活にストレスを感じることはありませんでした。「いただきます」を教えたら、毎日言ってくれるようになりました。
Q. 留学前と留学後の語学力の変化について教えてください。
劇的な変化とまではいきませんが、仏語を発する際の心の壁が小さくなりました
外国語を学ぶ時、日本人にありがちな「間違ってはいけない」という思い込み。間違っても良いというのは頭ではわかっていても、私は気持ちがなかなか追い付かないタイプです。 今回は3週間という短い期間でしたが、学校のクラスで話したり、ホストファミリーと話したり、そういった実践を通して心の壁を小さくすることができました。

最後に

Q. 海外生活・留学で得たこと、ご自身の変化などはありますか?
一番は先にも書いた通り、仏語を話す際の心の壁が小さくなったことです。
また、クラスメートから海外の文化を学ぶこともできました。
Q. 今後の目標ややってみたいことなどあれば教えてください。
いつかフランス語圏の国で仕事をしてみたいという思いがありますが、語学レベルはまだまだなので帰国後も継続して仏語を勉強したいと思います。まずはわかりやすい目標として、仏検やDELF等の資格の取得を目指したいと思います。
Q. :現在、フランス語の学習を頑張っている方々に一言お願いします。
フランス語は英語に比べて文法や単語のスペルが複雑で、心が折れそうになります。 ですが、コミュニケーションを取るのに全ての動詞の時制が完璧である必要はありませんし、発音しない子音のことを忘れてしまっても何とかなります
まずは完璧でなくても、コミュニケーションや文化を楽しむ気持ちを大事にフランス語の勉強を続けましょう。
私も引き続き日本で楽しみながら継続していきたいと思います。
Q. 今回ご留学が3回目となったYukiさん。留学を迷っている方に、コメントをお願いします。
「日本で上達できないのに、海外に行ってもそんなに上達しないよ」と言われたことがあります。
確かに目標のないまま留学しても上達は遅いかも知れませんが、「上達する」ことを目標にして留学すれば、日本で取り組むよりも断然早いスピードで上達します。何よりも実践を通して使える語学を身に着けることが、努力の成果として自信に繋がっていきます。 自信がつくと、チャレンジ精神も湧いてくるので、結果的にさらに上達していきます。
もちろん、日本で語学を身に着けていける人もいます。けれど私にはそれができませんでした。方法は人それぞれなので、語学が上達しなくてくすぶっている方、語学留学も方法の一つです。 どこでも住めば都、郷に入らないとわからないこともあります。悩んでいる方はぜひチャレンジしてみて下さい。
いかがでしたでしょうか?
今回は、青年海外協力隊ご経験者かつ3度ものご留学経験をもつYukiさんのモントリオール フランス語留学についてインタビューしました。 「上達する」ことを目標にして留学すれば、日本で取り組むよりも断然早いスピードで上達することができ、実践を通して使える語学を身に着けることが、努力の成果として自信に繋がる。 と実際に何度も留学のご経験があるからこそわかる、力強いメッセージをいただきました。 日本で、フランス語を学習されている皆さん。
休暇などを利用し、Yukiさんのように世界に飛び出してみませんか? Yukiさん、お忙しい中、インタビューの質問1つ1つに丁寧にご回答いただきありがとうございました。
私たちシュプラッハカフェスタッフ一同、Yukiさんの益々のご活躍を応援致しております。また、お会いできますことを心よりお待ち申し上げております。

Interview By Tomona Abe