ケーキの国ドイツ!?

イギリスではアフタヌーンティー(Afternoon Tea)、スイスではフィカ(Fika)があるように、
ここドイツではコーヒー&カフェタイム(Kaffee&Kuchen)があるんです。

午後(15:00-17:00くらい)に友人や、職場の同僚、家族と一緒に楽しむ伝統的な時間「コーヒー&カフェタイム(Kaffee&Kuchen)」。日本では、ケーキを買う人も多いかと思いますが、ドイツの家庭では様々なシチュエーションにおいて、家でケーキを焼きます。
日本でも、スイーツ男子(食べる専門?)という言葉がありますが、ドイツ人男性もケーキを日常的に焼く人が多いんだとか。
そんなケーキの国に住むドイツ人が愛してやまない、様々な伝統的なケーキを由来なども織り交ぜてご紹介します。

ブラックフォレストケーキ
Schwarzwälder Kirschtorte/ Black forest Cake

ドイツで最もポピュラーなケーキといっても過言ではないブラックフォレストケーキ

ふわふわのチョコレートスポンジの間にはたっぷりの生クリームと甘酸っぱいチェリーが!おこれはもう、おいしくないわけがありません

ドイツでは1930年代から食べられるようになったケーキで、1950年代ごろからアメリカなどでも食べられるようになったといわれています。

ビーネンシュティヒ
Bienenstich/Bee Sting Cake

ドイツ語の直訳は…Biene=ハチ Stich=刺す

ハチが刺すケーキ…?
由来は諸説あるようなのですが、一説では1470年代ライン川沿いのAndernach(アンデルナハ)という町が舞台。ライン川の税関の権利をめぐってLinz(リンツ)という町とAndernach(アンデルナハ)という町が対立していました。

戦いの前日、Andernach(アンデルナハ)のパン職人の見習い生が、Linz(リンツ)兵士にハチの巣を投げて街を救ったんだとか。アンデルナハの町では投げたハチの巣によって、リンツの兵士が去った事をケーキ「Bienenstich」を焼いて祝ったことが由来なんだとか。
パンのような生地の間には、バニラクリームや生クリーム、バタークリームが挟まれ、上にはカラメル風味のパリッパリのアーモンドスライス!

カルター・フント
Kalter Hund/ Cold Dog

直訳は、「冷たい犬」…!?
独特なネーミングですが、由来がとってもかわいいんです。

クラッカーやビスケットの間とまわりを溶かしたチョコレートでコーティングし、冷蔵庫で固めたこのケーキ!由来はというと…冷蔵庫から出した後、固めたチョコレートが溶け始めるときに表面に水滴ができます。その水滴が、犬の鼻のように見えることからなんだそう笑 作り方も簡単なので、ホームパーティーにも最適です。

フランクフルタークランツ
Frankfurt Kranz/ Frankfurt Crown Cake

ここフランクフルトにも伝統的なケーキがあります! それがこのフランクフルタークランツ(Frankfurt Kranz)!その名の通り、王冠の形をしたケーキは、たっぷりのバタークリームで覆われ、表面はクロカン(krokant)と呼ばれるクルミをカラメルでまぶしたものがちりばめられています。


いかがでしたでしょうか。 今回は、ドイツ人が愛してやまない伝統的なケーキをご紹介しました。
簡単に作れるものもあるので、是非ご家庭でも作ってみてください!
では、 Schönen Tag noch! 次回もお楽しみに!

Written by TOMONA ABE/Edited by Kota

自己紹介

Hallo! 皆様、はじめまして。
3月より、フランクフルト校にてインターンとして働き始めましたTomonaです。
2年間の留学(カナダ/韓国)+大学卒業後、金融機関で5年ほど勤務の後、人生のアドベンチャーを始めるためギリホリでここ、フランクフルトにやってきました。
ドイツ語0ベースで来てしまったので、日々奮闘中です。そんな私が日々感じる様々なこと・情報をお伝えしていきたいと思います。