留学をしていたり元々日本に拠点があり、何らかの理由で海外に引っ越していたりすると…絶対に切り離せないのが資金の移動「海外送金（国際送金・外国送金）」です。
家族が銀行に何度も足を運ばないでいいように…事前に必要情報を調べ正確に伝えておきましょう！
そんな海外送金（国際送金・外国送金）に必要な基本情報をまとめました！

オレオレ詐欺振り込め詐欺などの詐欺の増加や、マネーロンダリングなどの不正送金などの犯罪の増加により、日本国内の送金も確認が年々厳しくなっています。もちろん金融機関等によって異なりますが、私の勤めていた金融機関では、20万円以上の現金での送金は禁止であったり、高齢者の高額出金は用途の確認、100万円以上であれば警察の立ち合いなどのルールが設けられており、実際に犯罪防止につながっています。 海外送金に関しては、国内送金に比べさらに掘り下げた資金用途なども聞かれます。 日本の銀行は待ち時間が長いですよね。ご家族が何度も足を運ばなくていいように事前に必要な情報を調べておきましょう！ 【必要情報】
受取銀行情報

• SWIFTコード（SWIFT Code / BIC）
• 受取銀行名/支店名（Beneficiary Bank Name, Branch Name）※本支店の場合が多いので要確認
• 銀行住所（Beneficiary Bank Address）

受取銀行名と支店名は本支店の場合がほとんどかと思いますが、念のため自分がアカウントを作った支店情報も用意しておきましょう！ 受取人情報

• 受取人口座番号（Beneficiary Account Number）
• 受取人名（Beneficiary Name）
• 受取人住所（Beneficiary Address）※現地の銀行で登録した住所

日本の銀行窓口では、通帳・お届け印・身分証明も忘れずにお持ちくださいね！最近では、マイナンバーの提出を求められる場合があります。持っておくと便利です。

銀行を使って海外送金（国際送金）をする際にかかる手数料が、「為替手数料」と「送金手数料」です。 「為替手数料」とは…円をドルやユーロなど外国通貨へ交換する際に金融機関に支払う手数料のこと 「送金手数料」とは…上で説明した「為替手数料」とは別に費用に組込まれてくるのが「送金手数料」。送金をするために銀行側に支払う事務手数料です。 例えば・・・（ご自身のメインバンクのHPで「海外サービスや外国送金」と検索すると簡単に出てきます。）
※円建てで送金する場合と外貨建てで送金する場合は手数料が違います。外貨預金をお持ちの方は、外貨建ての方がお得な場合があります。

ご説明してきた「為替手数料」や「送金手数料」は安いものではありません…金融機関を通して送金すると、いつ口座にお金が入ってくるのかが曖昧です。大体2週間くらいといわれることが多いのではないでしょうか？
が！金融機関で取引をし、さらには対人のサービスであれば安心感はありますよね。 もちろん、できることなら費用はできるだけ安く済ませたい…そんな方にお勧めなサービスもあります。※広告ではありません。 もうすでにご存知の方も多いかもしれませんが…「TransferWise」というサービス！
サイトから送金したい金額を入力すれば簡単に手数料をチェックできます。
金融機関の手数料と比較しても安いのは一目瞭然！ とにかく手数料が安い！金融機関側が長年役務収益としてきた隠れコストをごっぞり取り除いたシステムがこの「TransferWise」。もちろん日本語のサイトも用意されています。この「TransferWise」、ロンドンを本拠地に2001年に創業された海外送金サービスの会社で、創業者のうちの一人はあの無料通話アプリ「SKYPE」の最初の社員といわれています。 また2019年には、関東財務局から資金移動業者として認可を受けており、日本の法律でも守られているというのは安心できますね。 デメリットとしては、

• 海外に受取人の口座が必要
• 日本からの送金は1回あたり100万円が上限

などがあるようですが、すでに海外に拠点があり、生活資金等を送ってもらう分には大きな問題とはならなそうです。 https://transferwise.com/jp/send-money/#how-much インターネット上で検索すれば、登録方法などわかりやすい解説記事を簡単に見つけることができます！ もちろん、海外で稼いだお金を日本に持ち帰る際にも有効な情報ですね！