ドイツでのSIMカードの買い方とアクティベートについて

いつでもどこでも欠かせないインターネットですが、海外ではどうしたらいいの?ということで今回は、ポケットWi-Fiよりも便利で安い、海外SIMカードの使い方をご紹介します。2週間以上滞在する方は、知っていて損はない内容ですのでぜひチェックしてください!

目次

・SIMカードってなに?

・どこで買うことができるの?

・必要なものは?

・プランは?

・アクティベートってなに?

・SIMカードの入れ替え方

・チャージの仕方

・注意点

・SIMカードってなに?

SIMカードとは、スマートフォンの中に入っている小さいICチップです。電話番号などの情報を含んでおり、このチップがあることで、電話やインターネットを利用することができます。
普段は自分で取り出すことは滅多にないですが、ドイツに限らず海外に滞在する方は、必ずと言って良いほどSIMカードを自分で取り扱う場面に遭遇します。ぜひこのブログで予習をして、快適なインターネット生活を送りましょう!

・どこで買うことができるの?

空港やキオスク、電気屋さんで購入することができますが、後述するとおりドイツではSIMカードのアクティベートが必要なため、大手キャリアのO2やVodafone(日本のdocomoやSoftbankにあたる)で購入することをおすすめします。
また、O2に関しては不明ですが、Vodafoneは大型店舗でのみプリペイドのSIMカードの販売を行っています。フランクフルトの中心に滞在される方は、ZeilにあるVodafone Shopに行かれることをおすすめします。こちらは店員さんがとても親切で、外国人の対応にも慣れているように感じました。

・必要なものは?

今回は、VodafoneでのSIMカードの購入方法についてご紹介します。
必要なものは以下の3点になります。

・SIMフリーのスマートフォン

・パスポート

・滞在先の住所

まず、SIMフリーのスマートフォンの用意ですが、こちらは事前に設定をしておく必要があります。ウェブサイトから設定ができるキャリアもありますので、「〇〇(キャリア名) SIMフリー設定」などで検索してみてください。
パスポートはコピーではなく実物を持っていってください。滞在先の住所ですが、紙に書いておくとスムーズに進むと思います。
その他にも、その場でSIMを入れ替えてくれる場合もあるので、元々使っていたSIMを入れる小さいジップロックなどを持っていくと良いと思います。

・プランは?

プランに関してですが、私は「CallYa Allnet Flat S」と書いてあるパッケージのものを購入しました。店員さんに「プリペイドのSIMカードが欲しい。」と伝えるとこちらのものを案内されます。こちらはSIMカード自体が12,99ユーロ、さらに初期チャージとして45ユーロがプラスされ57,99ユーロでの販売になります。
9,99ユーロで、4週間/3GBまで使うことができます。滞在先に固定Wi-Fiがある場合、このくらいで十分だと思われます。また、一日中外出する場合には、4,99ユーロで24時間/10GBを追加購入することもできます。Vodafoneの無料Wi-Fiも街中にあるので、このプランで特に困ることはありませんでした。
またこちらのSIMカードは、ヨーロッパならどの国でも使用することができます。実際フランスに旅行に行った際は、電話やSMSの料金が変わりますよという連絡があっただけで、インターネットのスピードは特に変わりませんでした。

・アクティベートってなに?

ドイツでは2017年以降、テロ対策としてSIMカードを使う際に本人確認をしなくてはいけないという法律ができました。パスポートや滞在先の確認をする作業をアクティベートと言います。しかし、キャリアショップで購入をすれば、店員さんがアクティベートまで完了した状態でSIMカードを渡してくれるので、心配する必要はありません。ドイツに住んでいる友人に聞いたのですが、個人で行うアクティベートは、ビデオ通話を通して行われるそうで外国人にはハードルが高いそうです。可能な限りキャリアショップで購入するようにしましょう。

・SIMカードの入れ替え方

SIMカードは、購入した際に店員さんが入れ替えてくれる場合と、そのまま渡される場合があります。その場で店員さんにお願いして断られることはないと思いますが、元々使用していたSIMカードを保管する袋などを持っていない場合、紛失してしまう可能性もありますので安全な場所で入れ替えをすることをおすすめします。

1. スマートフォンの電源を切る。

2. SIMカードのトレイを引き出す。(通常はスマートフォンのサイドにある穴に、クリップなどの細い棒を押し込むと出てくる。)

3. SIMカードのサイズを確認する。

4. サイズに合わせて、VodafoneのSIMカードをプレートから取り外す。

5. 新しいSIMカードをトレイに乗せて押し込む。

6. スマートフォンの電源を入れる。

7. 「SIMカードはロックされています」と表示されるので、プレートの裏面にある銀色のスクラッチをコインで削って4桁のピンコードを確認して入力する。(3回まで間違えることが可能。)

8. インターネットが使えることを確認し、完了。

元々使用していたSIMカードは、日本に帰ってから必要になるので必ず安全な場所に保管して無くさないようにしましょう。

・チャージの仕方

紹介したプランで購入した場合、すでに45ユーロのチャージがされているため、3ヶ月以内の滞在で月々3GBで抑えられている方はチャージの必要はありません。4ヶ月以上の滞在または追加でギガを購入したい方は以下の方法でチャージが出来ます。

1. スーパーなどでVodafoneのプリペイドカードを購入する。

2. 通常のレシートとは別にプリペイドカード用のレシートを貰う。

3. レシートでCashCodeと呼ばれる15桁の数字を確認する。

4. スマートフォンの電話アプリで「*100♯」とダイアルする。

5. 「Aktuelles Guthaben(現在の残高)」を確認して閉じる。

6. 「*100*15桁の数字♯」とダイアルする。

7. もう一度「*100♯」にダイアルをして残高が増えているか確認し、完了。

追加でギガを購入したい場合は、以下の手順で購入することができます。

契約した日にVodafone(80808)からSMSが届きます。そのSMSに対して、

 ・24時間/10GBを購入したい場合→「Day」と送信します。4,99ユーロです。

 ・24時間/100GBを購入したい場合→「Day100」と送信します。6,99ユーロです。

 ・7日間/250MBを購入したい場合→「250」と送信します。2,99ユーロです。

私は一度だけ7日間/250MBを購入したことがありますが、メッセージを送ってすぐ使えるようになるのでとても便利でした。

・注意点

便利な海外SIMカードですが注意点もいくつかあります。

・電話番号が変わる
ドイツでSIMカードを購入した場合、ドイツの電話番号が割り振られます。そのSIMカードを使用している限り、いままで使っていた日本の電話番号は使えませんので注意してください。特に、アプリの認証などで困ることがあるので、メールアドレス認証に変更できるものはしておいたほうが良いでしょう。

・帰国時に注意
日本ではそのSIMカードは使えません。空港の外に出てWi-Fiが無くなってから困らないように、帰国する際は、元々使用していたSIMカードとトレイを引き出すためのクリップは手荷物に入れておくようにしましょう。

いかがでしたでしょうか!
以上のことを参考にして、快適なインターネット生活をお送りください!

こちらの記事では「ドイツ旅行で役立つアプリ」について紹介しています。是非合わせてご覧ください。

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